コヅカ美掃コンテンツ作者及び責任者 狐塚光広
世界初!少し未来の体感温度を予測するエアコンでお馴染みの、三菱電機霧ケ峰msz-fz9019S(2019)
エアコン上部に送風ファンがあり、内部には、ラインフローファン(三菱での正式名称)はありません。
メンテナンス・エアコンクリーニング・取り付け業者皆が推奨する推奨の三菱電機の製品『にくいね!三菱(^^;』
化粧パネルの全面をあけると、フィルターおそうじメカ(正式名称)とフィルターが取り出せます。
基本的にこちらのページはエアコンクリーニングのセミプロやメンテナンスを行っている方向けのページです。
ご自分で分解することは避けたほうが良いでしょう。
一般ユーザーの方は、ダストボックス、お掃除ユニット、フィルターのお掃除までなら可能で日常手入れを行わなければいけない箇所です。
メンテナンスフリーではありません。
ダストボックスの手入れを放置するとあふれてしまい、熱交換器や周辺に落ちてしまいます。
フィルターおそうじメカのダストボックスが収納されている、黄色い子の部分を下におろします。
ダストボックスのツマミを握りながら引き出します。
ダストボックスが本体から分離されました。
フィルターおそうじメカを手前に引き外します。
画像では左側から引き出していますが、左右どちらでも良いです。
左右対称にありますので、もう一つ側も手前に引き抜き外します。
力はいりません。
フィルターおそうじメカから取り出したフィルターが入っているボックスです。蓋を開けてください。
エアフィルターが取り出せました。
細かいほこりが沢山付いていました。
同じ空間にオープンキッチンがある影響かもしれません。汚れは一定ではありません。
先ほど取り外したダストボックスです。
ワンシーズン使用でこのぐらいたまっていました。
※MSZ-FZ9019Sは29畳用で、ワンシーズンつけっぱなしの状態でした。使用環境により異なります。
ユーザーの方はここまでのお手入れにとどめ、分解は専門業者にご依頼しましょう!
普段ユーザーが手入れ出来る、取り外せるルーバーは予め取り外してからの説明です。
応急運転スイッチはコチラに格納されています。
全面化粧パネルをあけると、右側のこの部分を外します。
右側下を外します。
※左からでも構わないです。
右側下面のこのパーツを外します。
無理に行うと爪が割れてしまうので、何処が干渉しているのかを感じ取ります。
右下のパーツを支える不快爪がこことここにあります。
無理に引っ張ったり、何かで抉ると化粧パネル下側の見えるところに傷がつくので、少し浮いた所で竹のヘラ・プラベラ等で外してゆきます。
はい。取れました!
下後部のパーツを外します。最初に外してしまっても問題はありません。
右側のパネルを外します。ネジは一か所です。
子のパーツの右上の本体ボディーと干渉している箇所をフリーにします。
右側のパーツが外れました。
左側も同様にここのネジを取ればフリーになります。
上野奥の方で多少干渉しているので、その部分を意識しつつ外します。
前面パネルを外します。
5本かな?
同様の形状のビスで止まっているのでセンターを最後にするようにして外すことで、落下を防げます。
コネクターが刺さっているので落下することはありませんが、壁などにぶつけ無い為に周りから外すと楽です。
前面パネルのコネクターを外します。
引き抜くのではなく、真ん中を抑えつつ抜くタイプです。
前面パネルがコネクターと共に外れました。
ここのネジを取ると、発泡スチロールが外れます。
爪で止まっている落下してくることはありません。
5か所だったかな?爪をフリーにすることで、この発泡スチロールのパーツが外れます。
内部のルーバーと垂直羽根が見えてみました。
※ここではこのルーバーをまだ外しません。
無理に引っ張ると破損の原因に繋がりますので、後に説明します。
こちらはファンモーターのコネクターです。
青が手前で赤が奥側になります。
※長さが違いますので、取り外した順番を覚えておきます。
逆にしてしまうと長さが短くある程度の所まで来てやり直すことになります。
コネクターを抜きます。
Fケーブルカバーと、このネジを外します。
ここは、基盤が入っている電装ボックスを止めている肝のネジです。
Fケーブルを抜きます。
無理に引っ張るのではなく、隙間にそれ相応の暑さのものを入れてフリーにしてゆきます。
基盤が入っている電装部を外します。
この部分が本体ボディーに刺さる感じになって取り付けられています。
先ほど外したネジ1本とココの部分で基盤が支えられています。
基盤が外れました。安全な場所に逃がしておきます。
温感サーミスタや配線の取り回しがどちらから来て、どちらに逃がしてあるかを覚えておきます。
※組み立てた際に、取り外した時と同じように再現しないとコネクターが収まらなかったり、長すぎたりしてしまうので覚えておきます。
フィルターおそうじメカ本体が外れました。
インシュロック(結束バンド)を切り、配線をフリーにしてゆきます。
前年モデルまでと一緒で、お掃除ユニットの小さなねじを外してゆき、順序良くばらしてゆきます。
長くなるので省略します。
フィルターおそうじメカ本体を裏側にし、2本の小さなねじを取り外します。
そうするとファンモーターの配線がフリーになります。
ファンのユニットを固定しているビスを取り外します。
ファンとモーターが外れました。
※左右間違えないように印をつけておくとよいです。
取り付けの際に同じように再現をしないと、異音や振動など色々な問題が出てきます。
ファンモーターとファンを止めているネジを外します。
基本的には『取り外し禁止』です。
再現する際には、同じトルクで同じ位置まで占めます。
緩かったり閉めすぎると破損や音鳴りなどの問題が後日起きると思います。
ファンユニット分解と切り離しが出来ました。
※右側左側が混ざらないように、自分で組み立てる際に再現できるように目印をつけておきます。
ワッシャーがここについているので、順番を間違えないようにします。
ドレンホースを外します。
三菱電機の霧ヶ峰シリーズは、未だにこの取り外しのしやすい設計になっています。
良いところは他社さんも真似てくれると素敵です!
ドレンパンの左側を本体ボディーより外します。
ドレンパンの右側を本体ボディーより外します。
※ドレンパンの下の爪を本体ボディーから外すのは、左右どちらからでも良いと思います。
ドレンパンが外れました。
ドレンパンの錆です。熱交換器の一部が錆び、ドレンパンに付着しています。
※使用環境や仕様場所、スペックにより一定ではありません。
今回はリビングでMSZ-FZ9019Sという大きなエアコンで、キッチンがそばにありつつずっとつけていらっしゃる環境も深く関係していると思います。
ワンシーズン使用したドレンパンのカビです。
ドレンパンの深さというか、奥行きがこれほど深いです。
熱交換器が特殊な形をしている為、それの結露水を収めるドレンパンも大きくなります。
ルーバーを外します。
このように噛んでいる為、無理に引っ張ったりすると壊れます。
最初に外さなかったのはやりやすい環境を作ってからでも問題は無かったのであえてここまで引っ張りました。
ルーバーが、ドレンパンとくっついているこの箇所をスライドさせます。
霧ケ峰イズムはここでも継承されています。
ここのかんでいる箇所を外します。
ルーバーモーター左側を外します。
コネクターが束ねられているインシュロックを切り、配線をフリーな状態にします。
3~4点の小さなねじで止まっています。
※左側から外すのは、左側のインシュロックを切ることで、配線がフリーになり取り外しが楽になるからです。
同じく右側のルーバーモーターを外します。
ルーバーモーターと配線を外してゆきます。
ルーバーモーター右側を外してゆきます。
ルーバーモーターとルーバーに動力を伝えるこの部分を外します。
霧ケ峰イズムはここでも継承されています。
ここのかんでいる箇所を外します。
こちらが最初でも後でもどちらでも大きく変わらないと思います。
配管カバーを外してゆきます。
ネジは一か所です。
MSZ-FZ9019Sの熱交換器を右下から見たところです。
熱交換器とボディーを正面から見たところです。
熱交換器とボディーを下から見たところです。
熱交換器とボディーを上から見たところです。
本体ボディーのこのパーツが長くあるおかげで、右直配管の場合、熱交換器だけにするのは難しいです。
エアコンクリーニングに使うマスカーです。
750mmマスカーです。天井との隙間などを考慮し、大きさが違うものを持っていると対応幅が広がります。
ハサミはエアコンのマスカーを切るためだけのはさみです。他のものは切りません。
一度使った場合、IPAやαピネン等で、次もまた正確な仕事が出来るようにのりを取り除いておきます。
養生の仕方については省きます。下記を参照してください。
エアコンの分解の仕方と養生
熱交換器の上側(1次側)を洗浄しています。
山になっているので面積にしたら広いですね。
熱交換器内側(2次側)の洗浄をしています。
内側から、外側からの熱交換器の洗浄は必須です。
※必要性がある場合は、洗剤を高圧洗浄する前に『臭い抜き』『カビ抜き』『錆びぬき』等の作業を予めしておきます。
H2O2をはじめ、数種類の混合液でこれらが賄えますが、混合割合や順番を間違えると問題があるのでお伝えはしません。
高圧洗浄機のガンの先っちょです。
画像はストレートにしています。
専用ではありませんが、数年壊れることなく使えています。推奨は3mpa程度までですが5mpa位でも使えています。
自己責任で!
ガンを少し広角にしたところです。
広角・ストレート・霧を任意で好きな具合にできるので、あえて『ニューパール噴口2型首振自在型 』を使っています。
『ニューパール噴口2型首振自在型 』300度ぐらい首を振るので使い勝手が良いです。
エアコンの水滴を飛ばすのに必須のブロアーです。
これはコンパクトでありながらパワフルなので使っています。
高所などではバッテリー式のブロアが良いかと思います。
ブロアーについてはコチラに触れているページがあります。
動作確認です。
エアコンが正常に元のように再現できているか?
問題は無いか確認しています。
写真は阿部さん仕込みですw
ケルヒャーminiをあえて使っています。
コンパクトにまとめられており、静粛性を除いたらかなり良くできています。
お勧めです。
画像にあるように、スピードコントローラーをつけることで、任意の水圧に抑えることが出来ます。
この現場では、4mpa位に設定しています。
高圧ホースやジョイントなどは、『中部高圧』でほぼそろいます。
高圧ホース差し込みジョイントです。
右下がケルヒャーminiの付属品です。
通常のハウスクリーニングでは、少し物足りないくらいですが使えます。
ガンは、作業の内容によりチョイスします。
静音性を求めるなら、いくらかスペックが勝るK2サイレントもおすすめですが、コンパクト性・高圧ホースの柔軟性はケルヒャーminiに劣ります。
一般的な霧ケ峰のおそうじエアコン完全分解方法はコチラ
三菱電機霧ケ峰MSZ-FZ9019S及び霧ケ峰MSZ-FZの分解クリーニングのエアコンクリーニング料金は、
¥28,600(税込)です。
今迄諦めていた、分解できないエアコン内部のパーツ(基盤・ファンモーター内部・コネクター・断熱材・接着されてフェルトや緩衝材)の細部まで、最新のオゾン発生装置によって除菌が提供できるようになりました。
続きはコチラ
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・オゾン殺菌:@¥3,300
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※分解クリーニング+オゾン殺菌・抗菌コートが一番おすすめです。
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ご依頼の際に、知っておきたいと思うことをまとめました。
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