テラゾーの洗浄磨きとタイル目地の再生～ハウスクリーニングコヅカ美掃

テラゾーの洗浄磨きとタイル目地の再生

洗浄研磨染抜き

 

ん？この時間にアクセスがすごいことになっています。さては順位が動いたかな？

 

もしかして、ＮＨＫのテレビに出演した影響かな？？（笑）

 

 

テラゾーの洗浄前です。人造大理石のことをテラゾーと呼びます。天然の大理石の粉砕したものや粉等をセメントで固めたものが「セメントテラゾー」通称セメテラ、樹脂を加えて固めたものを、「レジンテラゾー」通称レジテラ等と呼ばれています。

 

人造大理石・人工大理石のメンテナンスのページも参考にしてみてください。

 

今回のテーマであるテラゾーの洗浄と磨き、そしてタイル目地の再生は、ハウスクリーニング屋さんがお掃除を行った後に頼まれたものです。

 

お取り引きの相手は、大手売買専門の不動産会社の本社にお方からのご依頼です。

 

 

いろいろなものを試し過ぎ、どうすることも出来なくて、インターネットで検索されたそうです。

 

テラゾーのタイル目地もだいぶほじくられてしまっています。目地付近は「ワイヤーブラシ」「チャンネルブラシ」で行ってしまったようで、ガチャガチャです・・・

 

 

コンディションが悪いテラゾーです。使ってしまった洗剤は青い洗剤（商品名は伏せます）はじめ、爪が溶ける洗剤、次亜塩素酸１２％・・・

 

う～～～ん。

 

という状態からスタートです。

 

いろいろ試すのもよいけど、目立たないところで少量で、乾いた顔をしっかりと感じ、触った感じ、少し時間を置いてどうなるか？等などは必ず行うようにするのが鉄則です。

 

諦めないで、現場の素材や顔を知り、そこから自分の引き出しをあっちこち引っ張り出してみましょう。

 

諦めないで次は頑張ってね！

 

 

玄関のテラゾーの染み抜きをしています。この作業を行う前に勿論少量を試し、塩素戻しを行っています。

 

塩素戻しとは、チオを使った塩素の中和です。染み抜きの基本は、ナノ界面・カスイ・アンモニア・チオ・酵素が基本です。

 

汚れが何であるのかを推測し、更にそれに沿って進んでゆきます。

 

今回は、わかりやすいように１枚のテラゾータイルを例にとり行っています。

 

 

 

洗浄後に適切な洗剤を塗り込み、湿布をしてあげてドライヤー攻撃です。これも染み抜きの基本です。

 

表面温度が５０℃位になるようにまんべんなくドライヤーをテラゾーに充ててあげます。

 

こうすることにより洗剤が浸透し乾くのを防ぎます。ポリアクリル酸を使っての湿布もよいですが、養生湿布の方が手間がかからないのと、ポリアクリル酸を使えばそのままドライヤーを充てると乾いてしまうので・・・

 

ポリアクリル酸のページも参考にしてみてください。

 

これを使ったいろいろな洗剤があり、塩素のにおいを抑える働きとして売られている製品もありますね。

 

 

テラゾーの洗浄磨き染み抜きが終了した写真です。

 

つやも戻り、テラゾーの変色も戻りました。

 

細かい傷も取れました。

 

 

玄関テラゾーの洗浄後の写真です。染みもなくなり汚れもありません。最初の写真と比べるととてもよい感じです。

飾り目地の再生

しっかりと乾かして、次は目地の再生施工です。

 

 

テラゾーのタイル目地施工写真です。

 

このようにマスキングテープで、専用の目地材を充填してゆきます。

 

売られている目地材では、剥がれてしまうことがありますので、試験施工してからの方が良いですね。

 

私の場合は、その場で特殊な顔料を加えて目地の色を作ります。いろいろな目地材が売られていますので、試してみると良いですね。

 

今回は、横のラインから始めました。目地充填剤を注射器に入れて、先っちょを斜めにカットし、コーキングを打つイメージで行うと誰で柄も出来ます。

 

はみだしチャンピオンになっても大丈夫なようにマスキングをすると楽です。

 

適度にテラゾータイル目地に盛った目地材を目地ベラでならしてあげます。

 

 

テラゾータイルの目地材を充填した所です。乾かないうちにマスキングテープをはがします。タイル目地再生を行うと、印象がまるで違います。

 

 

タイル目地の再生今度は縦の目地復元施工です。ちょっとはみ出してもマスキングの上なら簡単に剥がせば取れるので、必ず多目に盛ります。

 

この写真は、目地材を盛ってから目地ベラでならした後の写真です。

 

 

タイル目地再生後の写真です。

 

最初の写真の印象と、テラゾーの洗浄と染み抜き、磨きが終わった写真と見比べてみると違いがはっきりとわかりますね。

 

デジカメのレンズに、フッ化アンモが飛んでレンズがおかしくなり、丸い黒い点があるのは、ご愛敬です（笑）

 

 

玄関テラゾー（人造大理石）の洗浄磨きと目地の再生のアップ写真です。

 

細かい固まった目地の屑と、飛んでしまった所のお掃除をして終わりです。

 

目地だけの再生施工は行っておりません。

 

今回御依頼いただいた大理石・人造大理石の再生研磨とそれに絡む目地の再生セットは、￥３９，８００（税込）です。

 

シンクの作業

で、もう一つ頼まれている作業がシンクの再生研磨です。

 

 

売買業者さんの専属のハウスクリーニング屋さんが作業をした後の写真です。フッ化アンモでも使っちゃったのかな？流し足りないと焼けてしまいますね。

 

 

蛇口付近の作業前の写真です。

 

 

洗剤などが置ける場所です。だいぶさびが出ていますね。

 

 

施工後です。さすがファブリックシート。良い仕事をしてくれます。

 

 

さっきより良くなりましたね。酸化アルミナ・朝鮮カオリンその他の働きが素晴らしいです。手と指が痛いけど・・・

 

 

表面の錆びは取れてピカピカですが、深い製品劣化の錆びは取れません。

 

 

施工後きれいにまとまっています。洗剤で焼けてしまった後もありません。

 

またのご来店をお待ちいたしております。

 

 

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